何と暖かい風だろう
しょうかしょか まるで小さな夏のようだ
子供達が はしゃいでいる声が聞こえる
水が流れて 気持ちよさそうだ
犬に連れられたお爺さんもいる
池には まだ手足が生えていない黒いものが
物凄い数の オタマジャクシだ
ここは結構広い公園で 彫刻ひろばもある
花の彫刻 女性の彫刻 菌糸の様なものもある
遠目に見えるのは カラスの彫刻だ
隣に 鳩もいる
う!烏じゃないの?
近づいて 初めて解った と言うより
「風の中の鵜」と書いてあった
うかつだった! 思い込みだった
よくよく近づいて見ると ヒントはあるし
気付きもする しかし彫刻は不思議だな
逆境に耐えながら憂いている表情に見える
う! それは見ている人の心情を投影しているのだろう





