それからどうしたのか?(あの日あの時4)

野球のボール大だった  出来始めの宇宙は

10-5 秒後には  太陽系サイズに  なったらしい

物質と反物質の対消滅が繰り返され

反物質の方がやや不安定だったのか物質が少し残ったようだ

それが物質の存在理由のようだ  そして時空間が生まれた

温度1012 度(1兆度) 当然人間の感覚範囲では無い

その中で  ばらばらのクォークが2~3個づつ 

グルーオンによってくっつけられる

宇宙背景放射の温度ムラが物質生成の証拠になり

宇宙に広がる そのムラが物質を存在させ

その物質の重力が  互いの物質を引き寄せ

さらなる物質を育んでいったらしい

10-4 秒後  陽子(upクオーク2個とdownクオーク1個)や

中性子(upクオーク1個とdownクオーク2個)が誕生したと言う事だ

よく解らないけど  宇宙の始まりは  物質と反物質 安定と不安定

均一とムラ 同じ物の中から違う物が生まれ 

小さな同じ物がくっついたり離れたり 

小さな違う物がくっついたり離れたり

超高温から漸次様態が変化し  変化した分違う物が生み出されていく

時空間とは落ち着かない世界の事なんだな

変化がやんだ時  時空間は消滅するのかな

それはそれは  たとえ何かが残ったとしても  寂しいだろうな

時空が生まれたとされる

急激な指数関数的な膨張のため

熱も無かったとされるインフレーションが

0から10-34秒後には灼熱のビッグバンになり

温度1028度  とにかく凄い熱さだ

無から有が生まれ  相転移した結果らしい

統一した力から分かれた力の影響で

ヒックス場に弱く作用する物と強く作用する物ができ

何の事だかピンとこないが  場と熱の相互作用で

クオークが誕生し  量子真空から時空物質に相転移し

10-6秒後に野球ボール大の灼熱のビッグバンは

クオーク,電子,光子の素粒子が  押し合いへし合う

液状のプラズマ状態であったと実験の結果推定された

まったく特徴の異なる相転移って  不思議だね

冷たい氷から柔らかな水  そして  目に見えない水蒸気

真実は不思議だ  そして常識では考えられない

無いようで  あって  有るけど  見えない  幻想かな?

混沌から始まる

宇宙は混沌から始まった

量子真空の小さな揺らぎが 

インフレーションする この理論によれば

短い時間に  次々と  どんどんと大きくなって

10-44秒後に始まり 10-34秒後に終了したらしい

10-34cm から何と 1cmになったらしい

そして何と その短い時間に

量子真空にあった1つの統一した力から 重力が分かれた

さらに 強い力(核力)が分かれ

そして 電磁力と 弱い力も分かれた

何の事だか 良く分らないけれど

些細なことから 宇宙は出来た

ちょっとした アンバランスな 揺らぎから生まれた

ずっと安定していたら ずっと同じだった

でも 私達は 混沌の中から生まれてきたね

何の為なんだろう?

混沌が始まり

カオスからガイアが生まれたという概念

この概念はどこから来たのだろうか

アクロポリスの人々は何を見て

何を思って そこに たどり着いたのだろうか

とても不思議でびっくりする

到底たどり着けない人々の中で

波紋のように皆に伝わる

たった1つの かすかな変化が 

気付くと気付かないにかかわらず

全てに 広がっていく 広がり続けていく 

混沌にきすまで