自由で のびのび

えっ  何だって 「クリズム」が? 無人探査機「SLIM」と共に

X線分光撮像衛星「XRISM (クリズム)」も搭載していたんだって

SLIMはH-ⅡAロケット47号機から分離され月へ向かったけど

XRISMの方は高度約550kmで地球周回の衛星軌道に 乗った~

2つの事を  ついでに一緒にやろう 何て  凄くない!

それ程ロケットに手間暇と 莫大な費用が かかっている って事か

小型軽量の大事さと 大気圏を脱出する 凄まじいエネルギー

このXLISMは日本の7番目のX線天文衛星で国際的なプロジェクト

宇宙には可視光では見えない物がいっぱいあって

そんな銀河を吹き渡る「高温プラズマ」を観測する衛星なんだって

何の事だか  さっぱり分らないけれど  速度が分ると 何と!?

2次元の天体写真が  立体的に把握出来るようになってくる

目に見えないエネルギー物質循環、天体の進化を探る

積み重なる幾多の事象を経て 自分達のひとみで 見てみたいな~

うんうん 理屈は分らないけど 見えない物見てみたいな~

見える物って 宇宙の中では ほんの僅かしか無いんだね・・・

月に立つ

えっ  何だって 「スリム」が? 無人探査機「SLIM」が

誤差100m以内のピンポイント着陸に成功したぞー  まじスゴ!

2023年9月、種子島宇宙センターから打ち上げられた

H2Aロケット47号機に搭載された「SLIM」

JAXAは2024年1月20日未明に我が国初、世界で5カ国目となる

月への着陸を成功させたと発表した ひぇ~  やったぁー

しかし2つのエンジンのうち1つが脱落するというトラブルが

発生していた  なんてこった!

高度50m付近までは目的地点まで誤差がたった3mだったらしい

それがトラブルのおかげで約55m離れてしまった

月の重力は地球の約6分の1で  大気圧は地球の100兆分の1以下

の環境で地球のように目標に着陸するのは至難の業だったんだ  

今までの着陸地点は目的地点の数キロ~十数キロ離れてて普通なんだって

トラブルがあっても100m以内なんて  どえらいこっちゃ

さらにSLIMの着陸直前に分離されたロボットLEV-2(愛称SORA-Q)が

月面に着陸した「SLIM」の姿を見事に捉え いやっ  あっぱれ!

ソラーキューが撮った画像をもう一つのLEV-1が地球に送信してくれたよ

ヤバァ 大変だ! トラブルのせいか  傾いて着地している  これはピンチだ

SLIMの太陽光パネルが太陽に当たっていない  電源が供給できない

幸いにも真下にはなっていないから時期が来れば当たる可能性があるらしい

何とか当たって欲しい 我に光を!

今回のSLIMプロジェクトにはJAXAをはじめ大学や企業が力を

合わせ  おもちゃ作りで培われた小型軽量変形の”いき”と

”すい”が柔軟な発想で入ってるらしいよ

へぇ~面白いね~  何が人類の役に立つのか  とんと分らないね~

だから  ありとあらゆるものが必要なんだね  1人1人必要だな

landing-on-the moon

時の鐘

江戸初期の寛永の時代に城主が創建し 「時」を告げてきた

明治26年川越大火の翌年に再建され 高さ約16メートルの三層構造で

現在も1日に4回 無味無臭の時の流れに じんわりと響いてくる

今の自分の時の流れに ささやかな風の音色を感じ

飛ぶ鳥を目で追いかけ 木々の木漏れ日を見て

幾重にも折り重なる変幻自在な時の様相を楽しむ

灼熱の大地や永久凍土 飢餓や戦火 激痛や無意識の中にも

時の粒子は絶え間なく流れて行くのだろう

多様性を求める魂のある生物と 物質のある息づく鉱物

宇宙の中で稀有な存在かも知れない わがままな生物は

宇宙環境に適応するために デジタルブレインを入れる

再生可能な新たな体組織を創るかも知れない

いずれにしても途方もない「時」を追いかけるために

流れの中のバランス

時の流れに乗って その物質は あるバランスをとりながら吹かれていく

その物質は とても面白くて 大きな物体の中に

それぞれ違った働きの 小さな組織が いっぱい詰まっていた

そして それぞれのパーツ自身が入れ替わり

常に新しい平衡状態を作り出すために 率先して自分自身を壊しながら

そして壊れた不安定さを使って また作り直していく

そうすることで流れの中でバランスをとって存在していく

この状態を動的平衡といい この物質を「生命」という

分子生物学的には そう言う事らしい

合成と分解 切断と結合 連続と非連続 相矛盾する逆反応が続く

サブシステムが集合して出来る仕組みがどの様にして進化してきたのか

論理的なアルゴリズムだけでは説明できないものが有るらしい

生命は自然から生まれたので 必然的に自然を取り込む力があるのかな

自然のエネルギーをどの様に内包出来るのか その為に流れているのかな

人間の思考の遙か前に 自然の中で生命は生命の道理を探しているのかな

生命のひたむきさを感じつつ 論理的な解明を楽しみに流れて行こう

私達もお互いのための 生きる道理を探せるといいね

balance-in-flow

明と暗の間

地球外生命はハビタブルゾーンに存在すると言われている

地球型の生命が生存出来る領域だと言うことだ

そうなると条件が  かなり狭められ

大気の下で表層に液体の水が存在し

表層温度が0度C以上から100度C以下

これらは恒星の明るさと 惑星の軌道半径によって推定され

大気をもち  固体表面をもった岩石惑星を探せるのだ

太陽型の恒星は銀河には400~500億個 有るらしいが

ハビタブルゾーンになりそうな地球型惑星は 少ないらしい

そこで可能性を広げるものとして注目されるのは

太陽型(G2V型)のような主系列星ではないが

銀河系の星の約80%(約1,600億個)の赤色矮星(M型星)である

赤色矮星は質量が小さく暗いので  主系列星よりずっと長寿で

1000億年から数兆年あり 水域の安定した時期が見込まれる

さらに近くを巡る惑星に 潮汐ロック(地球と月の関係)が起これば

自転と公転が一致し 常に同じ表面を向き合う形になる

そこには明暗境界線とも呼ばれる  朝と夕方の領域が現われる

ーーー  ターミネーター・ゾーン  ーーー明と暗の間

その領域では中間的な条件が出来て水域が現われる可能性があり

ハビタブルゾーンの可能性が広がるらしい

これらの生命存在条件を思うと  広い銀河と言えども

かなり少ないのかも知れない  限りなく少ないのかも知れない

みんなの地球は  銀河の中でも稀有な存在かも知れない