白か黄か

花たちは自分が白色なのか 黄色なのか
はたまたクリーム色なのか 知っているのだろうか
それによって違う虫たちが 集まってくるのかな
花たちは 自分で色は選べないけど
自分の色は 知っているような気がする
だってあんなに堂々と 自信に満ちあふれているから
日本古来のタモトユリだって口之島に 花を天に向かって
「最も高貴なユリ」として咲かせたことも有るそうな
害虫のような人が群がり絶滅していった
そして欧米に渡り品種改良、交配が繰り返され
カサブランカなどに進化した これも命の系統かな
人も飽くなき欲求を満たそうとする自然の一つなら
ダーウィン達生物学者は これも進化とするのだろうか
人が関わらなくても 種の絶滅はあるだろう
花もそれぞれ 虫もそれぞれ それぞれは 楽しいな
土や水の量もそれぞれ 日差しや風も その時どき
ただ どんな境遇に会おうとも 自分の色を知っている花たち
この凜とした命あふれる存在は 今ここに有るのだな

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